北上済生会病院

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部門のご紹介

薬剤科

薬剤科

薬剤科では患者さんがお薬を安心・安全に服用していただくために、ミスのない調剤、入院患者さんや外来患者さんへの丁寧なお薬の説明、お薬の飲み合わせのチェックの他、院内にある1300種類以上の医薬品の管理、日々めまぐるしく変化する医薬品情報の管理など様々な業務を行っております。お薬についてご不明な点がございましたら、気軽にご相談ください。

 

薬剤科窓口

 

◆薬剤科長挨拶

当院薬剤科は薬剤師7名、臨時薬剤助手3名の計10名で運営しております。

医薬品の適正使用を推進し、副作用、薬物相互作用、重複投与などをチェックし、患者さんが安心してお薬を使用できるよう努めています。

また、チーム医療の一員として、院内感染対策チーム(ICTチーム)、栄養サポートチーム(NST)などに積極的に参加しています。

今後は、さらに良質な医療を実践するため、病棟に薬剤師を配置させ、病棟薬剤業務の推進を視野に入れた取り組みを考えております。

 

薬剤科長 荒田 和男

 

 

~業務紹介~<調剤業務>

調剤とは「医師の処方箋に基づいて、お薬を取り揃え、患者様に交付すること」を言います。しかし、単に処方箋に記載されているお薬を取り揃えて交付するだけでなく、用法・用量が適正であるか、飲み合わせに問題はないか等を確認し、処方内容に疑義がある場合は医師に確認を行い、疑義を解消した上で調剤を行っております。必要に応じ、患者さんがお薬を服用しやすいように、服用時点ごとにお薬を分包したり(一包化といいます)、液剤、散剤、塗り薬については混合することもあります。

 

錠剤自動分包機
錠剤自動分包機
調剤棚
調剤棚
散剤
散薬
一包化
一包化調剤

 

※当院は原則として院外処方になっております。院外処方箋の有効期間は、処方箋発行日を含め、4日間となっております。院外処方では、医師が病院内の薬品の在庫に縛られることなく患者様に合った薬を処方できることや、他院のお薬との飲み合わせをはじめとした薬歴管理が充実しているといったメリットがあります。

FAX2
北上薬剤師会提供のFAX

薬剤科窓口に北上市薬剤師会より提供されたFAXが置いてあります。処方箋をかかりつけの薬局に送ることで待ち時間の短縮が期待できます。お気軽にご利用ください

 

<注射薬調剤業務>

医師の処方内容に基づき、注射薬の取り揃えを行います。内服薬の調剤と異なり、用法用量の他にも、注射の投与速度は適切か、注射薬を混ぜたときに配合変化(化学変化)が起こらないか、投与経路は適切か等のチェックを行った上で病棟に注射薬を払い出します。

 

<薬剤管理指導業務>

入院中の患者さん、ご家族に対してお薬の説明を行います。入院中に処方されたお薬だけでなく、入院時にご持参いただいたお薬も含め、飲み合わせチェック、薬効や服用方法の説明、副作用のチェックなどを行います。患者様とのお話で気づいた点などを医師や看護師にフィードバックし、情報を共有することで有効な薬物治療になるよう努めております。

 

<医薬品情報管理(DI業務 (Drug Information)>

医薬品は化学物質です。では化学物質と医薬品の違いは何でしょうか?医薬品とは、化学物質に「人が安全に使用するための情報」が加わったものであると言えます。医薬品には多くの情報が備わっており、その情報は日々変化しております。その情報を管理する業務がDI業務です。薬に関する様々な情報を収集・加工し、医師をはじめ医療スタッフに情報提供をしたり、医療スタッフからの問い合わせの対応を行っております。

 

<薬品在庫管理>
薬品庫
薬品庫

内服・外用薬、注射薬の他にも、院内で使用する消毒薬なども購入し、各部署に払い出しを行っております。院内には1300種類以上の医薬品があり、足りないお薬がないように、あるいは使用しない無駄なお薬が出ないように適正在庫となるように管理しております。また購入した医薬品を適切な保管方法で管理しております。

 

<実務実習生受け入れ>

薬学部は平成18年度から6年制となり、5年次には病院・薬局でそれぞれ2.5ヶ月(年間約5ヶ月)の実務実習が義務付けられました。当院でも毎年薬学部の実習生を受け入れ、実務実習を行っております。薬学教育モデルコアカリキュラムに基づき、基本となる調剤業務、注射薬調剤、DI業務、病棟業務の他にも、医療に関する法律、倫理、保険制度などを学習し、次世代の薬剤師の育成に貢献します。

過去受け入れ先大学(平成23年度~平成28年度)
岩手医科大学、東北医科薬科大学(旧東北薬科大学)、奥羽大学


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