北上済生会病院

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病院のご案内

院長挨拶

平成31年4月に第18代病院長として赴任した一戸貞文です。前職は岩手医科大学整形外科教授兼付属花巻温泉病院院長で、中部医療圏には7年間在籍しており、救急医療を含め当医療圏の地域医療実情はある程度理解しております。基幹病院としての県立中部病院、当院、総合花巻病院、遠野病院、東和病院との連携により当院は中規模病院のメリットを生かして市内、近郊の開業医の皆様との連携を図りつつ、急性期から慢性期までの幅広い患者さんに最新の診断治療を提供することで北上市の地域医療を担ってまいります。

幸い岩手医科大学から各診療科エキスパート医師の応援、中部医療圏で開業されている先生方の応援も得ております。マンパワーはまだまだ、十分とは言えませんが、今後さらなる拡充を図り救急医療、周産期医療、透析医療を地域のために推進してまいります。コロナ禍の中、令和3年には北上市医師会と協力して北上市の人口のおよそ半分の方々に当院でワクチン接種を行うことができました。

 

明治44年明治天皇は時の総理大臣桂太郎を召されて「恵まれない人々のために施薬救療による済生の道を広めるように」との済生勅語に添えてお手元金150万円を下賜され、これを基金として恩賜財団済生会が創立されております。昭和27年に社会福祉法人恩賜財団済生会と改称されておりますが、当院は昭和初期から全国組織済生会の一員となり「施薬救療」の精神を引き継ぐ公的病院として無料低額診療の提供を行い地域医療の充実に取り組んでまいりました。

令和2年8月に旧県立北上病院跡地に224床の新病院が竣工し、令和2年11月から新病院での診療を開始いたしております。新病院では県の地域医療構想に従い旧病院から急性期病床を縮小し、地域のニーズに合わせて回復期病棟の増床、透析ベッドの増床、周産期センター、検診センターの拡充を図りました。比較的コンパクトにまとまった建物に最新の機能が強化された病院となり、患者さんに安心していただける病院になったと存じます。昨今、病院経営、医療の推進には困難な時代となりつつありますが、独立採算を基盤とした公的病院として最新の医療を地域に提供すると同時に学生・研修医の教育を含めた教育病院としての機能も守り続けていく所存です。

今後とも当北上済生会病院のご支援をよろしくお願いいたします。


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